家計の見直しをする際に、目安にする式と割合があります。
この式にご自身の家計を当てはめていただければ、お金が貯まりやすい家計を作れます。
貯まる式とその内容
その式とはずばり、収入ー消費=浪費+投資です。
これは私が考え付いたものではなく、私が勝手に師匠と慕っているFP秋山よしおさんがYouTube動画の中で話されている考え方です。
(4:55くらいから7:45くらいまでの話です)
具体的にみていきますね。
この時に家計の消費額が把握できていないと式に当てはめることができないため、消費額が分からないという方は、まずは一か月分でもいいので家計簿をつけて把握することをおすすめします。
おすすめの家計簿はマネーフォワードMEのような、銀行と連携して自動作成してくれる家計簿アプリです。
詳しくは今後記事にしていきます。
大前提ですが、すべて一か月ごとの収入や支出で考えます。
まずは収入から消費を引きます。
ここでいう消費とは、生きていく上で必ずかかってくるお金(日常生活費)です。
収入から消費を引くと、残ったものは利益となります。
家計において「利益?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、ここは会社と同じ考え方にするとわかりやすいと秋山先生も動画の中で説明されています。
- 浪費・ごほうびとして自分に還元(会社でいう福利厚生や株の配当など)
- 投資として金融投資、自己投資(会社でいう事業投資:工場を買う、人の雇用など)
残った利益をさらに、浪費と投資に分けます。
それぞれの内容はこのような感じです。
このように、毎月収入で入ってきた分をすべて消費、浪費、投資に振り分けます。
貯まる割合
続いて、消費、浪費、投資に振り分ける時のそれぞれの割合についてです。
毎月の収入が100%とすると
消費(日常生活費)は収入の75%
浪費は収入の5%
投資は収入の25%
以上を目安にして、家計の収入金額を振り分けます。
参考までに、月収別の振り分け額を表にまとめました。
月収(手取り)の金額 | 消費 70% | 浪費 5% | 投資 25% |
200,000円 | 140,000円 | 10,000円 | 50,000円 |
250,000円 | 175,000円 | 12,500円 | 62,500円 |
300,000円 | 210,000円 | 15,000円 | 75,000円 |
350,000円 | 245,000円 | 17,500円 | 87,500円 |
400,000円 | 280,000円 | 20,000円 | 100,000円 |
450,000円 | 315,000円 | 22,500円 | 112,500円 |
500,000円 | 350,000円 | 25,000円 | 125,000円 |
この表を見れば、ご家庭の手取り収入ではどれくらいの額を日常生活費として使えるのか、浪費していいのか、貯金や投資に回すべき金額の目安がわかります。
例えば月収30万円の方なら、消費に21万円、浪費に1万5千円、投資に7万5千円振り分けられているなら、きちんと貯めているということが判断できます。
まとめ
この記事で書いたことを上記の図にまとめました。
必ずしもこの割合を守らないとダメ!というほどではありませんが、ある程度この割合に沿って家計の費目を調整すると、おのずと投資(貯金)に25%まわせるようになります。
例えば支出が多いご家庭の場合、消費や浪費に多くお金が使われているため、投資の割合が低いことがよくあります。
自分の家計を把握して、使いすぎなのかどうか、判断の参考にしてくださいね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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