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子育て世帯の家計見直し方法

こんにちは、時短家計管理して年120万貯められるようになったナオミです。

このブログでは、子育て世帯で家計管理に悩みを持つ方々をお助けするべく、家計見直しについてまとめてあります。

このブログを読んでわかること
  • 家計管理のやり方の基礎が分かる
  • お金を貯めるために、何を見直せばいいのか分かる
  • 保険の必要な保障額の調べ方が分かる
  • 資産運用の基礎が分かる
  • 最終的に自分でライフプランを作れるようになるのが目標

【準備編】家計を見直す準備をする

家計の見直しといっても、どこから手を付けていいかわかりませんよね。

まずは【準備編】ということで、家計を見直す準備をおすすめします。

お金の使い方をシンプルにして、自分が何にいくら使っているのかを把握することから始めましょう。

キャッシュレス決済をメインに

お金の流れをシンプルにして支出の確認をするには、現金払いをやめてキャッシュレス決済にすることが基本です。

クレジットカードやQRコード決済などで支払い、家計簿と自動連携することで支出が簡単に把握できるようになります。

お金の流れはシンプルに

家計の見直しをする際には、夫婦の場合どちらがメインとなって家計管理をするのか、二人で協力するのかなど、各家庭で決めなければなりません。

以下に共働き夫婦での家計管理方法についてまとめました。

いざ家計の見直しをしようとしても、使っている銀行口座が多くて複雑だとお金の流れを把握することが難しくなります。

銀行口座は基本は一人ひとつのみ!です。

さらに言えば、管理が便利なネット銀行のみ!です。

個人的には住信SBIネット銀行が使いやすくておすすめです。

クレジットカードも一人一枚です。

家計簿をつけて支出を知る

家計を見直すためには、現在自分が何にいくら使っているのかを知ることが第一歩です。

支出の把握をするには家計簿がおすすめですが、特におすすめの家計簿アプリはマネーフォワードMEというアプリです。

銀行口座やクレカなどを連携でき、支払ったら自動的にマネーフォワードME上で集計されます。

そして集計したデータをもとに家計の見直しを考えていくのですが、毎月の家計簿を見直す時に参考にできる「貯まる割合」という数値があります。

収入 ー 消費 = 浪費 + 投資
100% ー 70% = 5% + 25%

(準備の段階では貯まる割合には当てはまらないと思いますので、今後の目標として参考程度にしてください。)

(借金のある方)まずは返済

住宅を購入する際に組む住宅ローンは必要なため仕方がないですが、そのほかのローンや借金がある方は返済を最優先にして、早く完済しましょう。

車のカーローン、学費の教育ローン、カードローン、キャッシングなどです。

お金をどこかからか借りると、返す時には利子をつけて余分にお金を返すことになります。

一言で言えば、利子を払うことはもったいないからやめましょう!

ついでに言うと、スマホの本体代を分割払いにするとか、クレジットカードの請求を分割払いやリボ払いにするのも、お金の面では得策ではないので、何事も一括払いが基本です。

【準備編】家計を見直す準備

① キャッシュレス決済をメインにして、現金での支払いを極力しない
② 銀行口座はひとつ、クレカは1枚を基本にして、お金の流れをシンプルにする
③ マネーフォワードMEで家計簿をつける

以上の準備編が整えば、いよいよ本格的に家計の見直しをすすめていきましょう。

これらの準備をせずに家計の見直しをしてもお金の流れは複雑なままなので、毎月の支出が減っているのか増えているのか、年間で貯金できているのかなど、把握が難しくなります。

めんどくさくても準備編をしっかりやることで、後々の管理がラクになります。

準備編ができた方は、次の基礎編1に進みましょう。

【基礎編1】いろいろな費用の見直しをする

家計の見直しとしてインパクトの強いものは、毎月決まった額を支払っている固定費の見直しから手を付けるのがおすすめです。

固定費の見直しは最初は手続きなど手間ですが、見直した後は手間なしで安い金額を継続することができるため、一度の見直しで長期間にわたり金額を削減できる効果が期待できます。

住宅費の見直し

毎月の支出の中で、住宅費(住宅ローンの支払いや毎月の家賃など)の占める割合が一番多いのではないでしょうか。
この住宅費を少しでも安く抑えることができれば、家計に与える影響は大きいです。

賃貸の方

今の家賃よりも安い物件へ引っ越す

賃貸のメリットは、自分や家族の状況に応じて住み替えができることです。
賃貸物件の広さや築年数、駅までの距離などを考慮していい物件があるならば、引っ越すことが賃貸の方の住宅費の見直しです。

引っ越しにはその都度、敷金・礼金や引っ越し費用もかかるため、総合的に判断することが大事です。

持家の方

住宅ローンを借り換えて支払額を減らす
現在借りている銀行に金利引き下げの交渉をする

持家をお持ちの方は住宅ローンを組んでいる方がほとんどだと思います。

借りている銀行や金利のタイプ、借り入れ年数などを他の銀行と比較することで、借入額を減らすことができ、毎月のローン返済額を減らすことも可能です。

以下のいずれかにあてはまる方は、住宅ローン返済額が安くなる可能性があります

・現在金利が0.6%以上の方

ローン残債が1,000万円以上の方

・今から5〜10年より以前に住宅ローンを借りた

比較するには、比較サイトのモゲチェックというサイトがおすすめです。

こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

比較して他の銀行の方が金利が安いので借り換えを検討している旨を現在の銀行に伝えると、金利引き下げの交渉に応じてもらえる銀行もあるので、まずは比較をしてみましょう。

生命保険の見直し

ここで言う生命保険とは、万が一のこと(死亡や高度障害)になってしまった場合に、遺族に保険金が支払われるタイプの生命保険です。

このタイプの生命保険は各家庭状況(収入、貯金額、家族構成など)を考慮して、もらえる遺族年金額を求めてから生命保険が別途必要か、保障額はいくらかを決めます。

(遺族年金+遺族の年収)ー 1年間の生活費 = マイナスの場合は生命保険必要

遺族年金の算定方法についてはこちらの記事でまとめてみました。

基本的に、以下に当てはまる方は生命保険は必要と考えます。

生命保険が必要
  • 子供(経済的に独立するまで)がいる家庭の、メインで収入を得ている方
  • 遺族が何らかの理由で働けない方

もう少し具体的に生命保険が不要な例を挙げてみます。

生命保険が不要な例
  • 独身の方
  • 夫婦共働きで子どもがいない方
  • 専業主婦や扶養範囲内のパート勤めの方
  • すでに子どもが経済的に独立した方
  • 遺族年金と遺族の年収を合わせて生活費がまかなえる方 
  • 上記の例でも不足分を貯金でまかなえる方

必要な保障額を求める際に、忘れてはいけないポイントがあります。

住宅ローンを組んでいる方は「団体信用生命保険」に基本的に加入しているはずなので、ローンを組んでいる方に万が一のことがあれば、残りの住宅ローンは返済不要となります。

また、死亡時には一人分の生活費が減ることになるため、毎月の生活費は現在の8割くらいに収まることも踏まえ、必要な生活費を求めます。

公的な保障額(遺族年金)を知り、足りない分のみ生命保険としてかける。
貯蓄型保険はどんな場合でも不要。

医療保険の見直し

医療保険とは三大疾病やガンなどの病気、ケガ等で入院した場合に給付がある保険です。

基本的に貯金がある方ならば、医療保険は必要ないというのが私の考えです。

実際、私自身も数年前はがん保険に加入していましたがすでに解約しています。

日本には「高額療養費制度」という国の制度があり、例えば手術をして100万円かかったとしても、月に自己負担する金額は約9万円でよいというありがたい仕組があります。

いつなるかならないか分からない病気やケガのために毎月保険代を支払うより、万が一病気やケガになってもいいように貯金をしておく、という考え方です。

具体的にどれくらい貯金しておけば医療保険が不要なのか、おおまかに言えば各家庭の生活費の半年から1年分ほど貯金ができていれば、医療費の支払いや仕事を休むことが可能と言えます。

医療保険は貯蓄(生活費の半年から1年分)があれば不要

高額療養費制度があることを知る

病気にならないように普段の生活習慣を見直すことも大事

自動車保険の見直し

車をお持ちで運転される方は、自動車保険に加入が必要です。

ただし、どこの自動車保険でもいいという訳ではありません。

多くの保険会社を比較検討し、同じ条件ならより安い保険に乗り換えるのが固定費削減のポイントです。

以下のサイトからは無料で一括比較ができるので、ぜひ調べてみてください。

自動車保険一括見積もり

交通事故を起こすと多大な損害賠償を負うこともあるため、しっかりと保証はしておきましょう。

ですが、自分の車の傷などを直すための車両保険は不要です。

火災保険の見直し

賃貸の方は契約する際に火災保険の加入が必要、となっている場合が多いです。
賃貸の場合は保険会社が決められていることがほとんどだと思いますが、もし交渉して保険会社の変更ができるようなら、管理会社にお願いしてみましょう。

持家の方は購入時に加入することがほとんどです。

火災保険は、火災だけに備える保険ではありません。住宅に係る様々な損害(風災、水災、水漏れなども)を補償範囲として含んでおり、近年、増えている自然災害などのリスクにも備えることができます。

また、他人の家や近くで起こった火災が原因で自分の家も燃えてしまったというようなリスクについても自分で備えなければいけません。
なぜなら、日本には「失火責任法」という法律があり、隣家の火事が自分の家に燃え移った場合でも重大な過失がある場合を除き、火元に損害賠償請求をすることができないとなっているからです。

自分の家は自分で火災保険をかけて守れ!ということですね。

火災保険も同じ保障なら安い保険に乗り換えるのが、固定費削減のポイントです。

こちらのサイトで火災保険の一括比較が無料でできますので、一度調べてみることをおすすめします。

火災保険の一括見積もりサービス

通信費の見直し

インターネットとスマホの通信費と分けて考えます。

この記事では、前提として子育て世帯向けに書いていますので、家族で使うことを想定しています。

インターネット

自宅にひくインターネットは、光回線がおすすめです。
通信も安定しているので、複数人でインターネットを使っても問題なく、通信料も無制限だからです。

一番初めに回線をひく工事が必要ですが、その工事費も実質無料であったり、キャッシュバックキャンペーンを行っている事業者が多いです。

ただし、賃貸にお住まいの方は賃貸物件に工事をすることはできないため、大家さんに確認して了承を得るか、引っ越し先に持ち運びできるホームルーターがおすすめです。

一括で比較できるようなサイトがなく、個別に比較するか、個人の方がまとめられている記事を参考にしてください。

ちなみに我が家は新築時からnuro光を使っています。
使い始めて2年間は割引があって安かった(約3000円)のですが、今は割引期間が終了してしまい約5000円支払っています
nuro光で全く問題なく使用していますが、他の事業者に乗り換えた方が安くなると思うので、乗り換え先を探しています。

スマホ

大手キャリア(ドコモやソフトバンクなど)ではなく、格安sim会社をおすすめします。
格安simは対面でのサービスが受けられないことや、自分で切り替え作業をする必要があるなど、少しハードルは高いですが、インターネットで検索すれば方法は見つかります。

その中でも特におすすめなのが、私も最近乗り換えをした日本通信という会社です。

月に10ギガまでの通信料に加え、電話も70分話せて、月額1390円!

以前使っていたワイモバイルから比べると、夫婦で毎月約3000円安くなっています。

インターネットやスマホは必需品ですが、同じようなサービスを受けるなら安い会社・プランに乗り換えするのがお得です。

各家庭の状況(持家か、人数、立地、使用頻度など)によってどれが最適なのかは変わるので、一概には言えないのが難しいですが、まずは自分が毎月いくら払っているのかを調べて、それよりも安いプランを探すことから始めましょう。

電気代の見直し

電気代もどんどん高騰していますが、生活に電気は必須ですよね。

電気代も見直してみると、同じように使ったとしても安くなる電力会社があるかもしれません。

以下のサイトから一括比較が無料でできるので、まずは調べてみてください。

エネチェンジで電気代を見直す

電力会社を乗り換えると聞くとなんだか大ごとな感じがしますが、実際にはネット上で完結するため、工事をする必要はありません。

(持家戸建のみ)プロパンガスの見直し

持家の戸建でプロパンガスを使用しているご家庭のみ、プロパンガスの見直しも忘れずに。

都市ガスより高いイメージがありますが(そして実際にそうです)、プロパンガス会社を変えるだけで料金をお安くできる可能性もあります。

以下のサイトから一括比較が無料でできるため、一度お試しください。

オトクなプロパンガス料金のご提案はこちら

たくさんの項目があるので、ご家庭によって必要な保険や費目から見直しを取り掛かってみることをおすすめします。

固定費の見直しは一度頑張れば節約効果が続くので、ぜひ挑戦してみてください!

【基礎編2】投資をしてお金を増やす

準備編で毎月の家計を貯める準備をして、

基礎編1でさまざまな固定費の見直しをして、月に数万円お金を節約して、

いよいよ基礎編2では数万円浮いたお金を使って、さらに増やす投資について考えていきましょう。

生活防衛費を貯めてから

投資というのはリスクがあるため、金額が上がったり下がったりを繰り返しながらも、長期的に見れば穏やかに増えていく傾向にあります。

家族に万が一のことがあるとか、急に働けなくなったとか、まとまったお金が必要になったなど、人生において予想だにしていない出来事が起こってしまった場合、投資をしていてたまたま金額が下がってしまっている時期だと大変困りますよね。

そんな事態を避けるためにも、まずは生活防衛費を貯めてから投資をする順番が安全です。

生活防衛費とは

万が一のために貯めておく貯金のこと

金額:毎月の生活費の約半年分くらい自営業の方なら約1年分)が目安

目的:もし収入がなくなっても半年くらい生きていくため(その間に次の働き方を模索できる)

具体的に、毎月の生活費が約30万円の方なら約180万円が生活防衛費となります。

個人的なおすすめとしては、【準備編】でお伝えした住信SBIネット銀行の目的別口座で「生活防衛費」口座を作り、そこに貯めておく方法です。

ご自分の必要な生活防衛費を把握するためにも、毎月の家計簿での支出管理が大事になってくるんですね。つながっています。

生活防衛費がまだ貯まっていないという方は、まずは毎月の貯金を生活防衛費に回すことに注力してください。

NISAを活用する

生活防衛費が貯まった方は、いよいよ投資をしてお金を増やしていきましょう。

投資と言っても、難しいことや詐欺まがいのことは危険ですのでおすすめしません。

私がおすすめする投資は、NISA口座での長期インデックス積立です。

NISAとは?

投資で得られた利益や配当金が非課税になる制度(本来なら利益から20%の税金が引かれる)

1年間で最大360万円まで、生涯で1800万円まで投資可能

証券口座で一人ひとつNISA口座を開設できる

2024年からは新NISAとなり、今までのNISAと比べ物にならないほど制度が拡充しました。

具体的なNISA活用方法はこちらの記事でまとめています。(準備中です)

窓口の無料相談は行かないで

保険会社や不動産会社などが行っている、無料の保険相談窓口には行かないでください!

担当の方が1-2時間も無料で相談に乗ってくれるのは、保険を勧めて加入させることの手数料をもらっているからなんです。

【基礎編1】の固定費見直しでも各種保険の見直しをお伝えしましたが、本当に必要な保険は少ないです。

必要以上の保障の保険に入っても毎月の固定費が上がってしまうだけなので、意味ありません。

無料相談には近づかないようにしましょう。

【応用編】ライフプランを作って将来の予測を立てる

【準備編】【基礎編1】【基礎編2】をこなしていくと、毎月家計が黒字化して、どんどん貯金ができたり、投資額が増えたりしていきます。

現状ではお金のやりくりはできているけど、何十年後の将来にはお金が足りるのかどうかの予測を立てる、ライフプラン作成をすることで、より計画的に自分の家計を把握することができます。

ライフプランとは

一般的にライフプランといえば、下の図のようなキャッシュフロー表のことを指します。
*エクセルシート出典元:日本FP協会

このキャッシュフロー表を分かりやすくグラフにして将来のお金を見える化します。

  • どのタイミングで貯金が底をつきそうか
  • このまま投資を続けると、何年後にはいくらに増えそうか
  • 住宅ローンはムリなく返済できそうか

こういった疑問もライフプランを立てることで具体的な数字が見えて、不安を減らすことができます。

基本的なライフプランに対する考え方をまとめた記事はこちらです。

ライフプランを作る!と決めてから、具体的に必要な情報は何かをまとめた記事はこちらです。

理想は自分でライフプランを作る

ライフプランを作るにあたり、おすすめできる無料のライフプラン作成ソフトが「Financial Teacher System」です。

多くのFPの方が実際に業務でも使用している本格派ソフトで、細かな情報や設定をすることができ、詳細なライフプランを作ることが可能です。

ライフプラン作成はプロにお任せがおすすめ

自分でライフプランを作ることができれば一番いいですが、とはいえ、正直結構難しいです。

  • 情報を集めるだけで精一杯
  • パソコンに入力するのが苦手
  • ライフプランはなんとなく入力してできたけど、改善行動につなげるには?

そんな時にはライフプラン作成を請け負っている独立系ファイナンシャルプランナーに任せるのが一番!

相談者様の状況や家計の把握などのヒアリングをしっかりと行い、夢や希望も入れ込めるようなライフプランを一緒に作成してくれます。

私ナオミも以前は人様のライフプラン作成を請け負っておりましたが、現在は他のことに時間を使いたいため、お断りしております。

【番外編】転職や副業をして収入を上げる

貯まる家計の準備や固定費の見直しなどは、家計改善において外せないポイントなので、ここまで長くたくさんお伝えしてきました。

そしてさらに家計改善のスピードを上げる裏技は、転職や副業をして収入をあげる!ことです。

今や転職は当たり前の時代です。

働き方、職場環境、待遇など、総合的に判断して、どんどん転職して自分のスキルや経験を積むことをおすすめします。

また、現在の職場で働きながらも、自分で副業を始めてみるのもいいと思います。

私自身もパート勤務傍ら副業としてこのブログを書いたり、インスタ運用をしています。

まとめ

とても長くなってしまいましたが、最後までお読み下さりありがとうございました。

この記事を読んで、何かひとつでも行動に移していただき、家計改善の手助けになれば幸いです。