我が家が新築で注文住宅を建てたときに、ブラインドシャッターにしようかどうかとても悩みました。
結果、ブラインドシャッターを選んでとても満足しているので、3年使っている使用感とともにまとめてみました。
我が家のブラインドシャッター
ブラインドシャッターと一口に言っても、いくつかのメーカーから複数販売されているのをご存じですか?
その中でも我が家はYKK APの「X-BLIND」(読み方:エクスブラインド)というものを採用しました。
以下に我が家のブラインドシャッターのスペックなどを紹介します。
YKK AP ”X-BLIND”とは
そもそもブラインドシャッターとは、その名の通りブラインドとシャッターの性能を合わせた商品です。
シャッターのように窓枠の外につけて防犯・防風対策もできるし、ブラインドの羽(一枚一枚の横の羽)が自由に角度が変えられるので、シャッターを下ろしても光と風をコントロールすることができます。
ファスナーの会社として有名なYKKですが、そのアルミ加工技術を使ったグループ企業としてYKK APの窓やサッシなどが一般に広く知られています。
そのYKK APが出しているブラインドシャッターのうち、最上位なのがこの「X-BLIND」です。
他社の似た製品(そちらの方がお値段は安かった)と迷いましたが、最後はハウスメーカー担当者の一言、「よく知らない会社のものより、やっぱりYKK APでしょ」で決めました。
スリットが入った別商品「リモコンスリットシャッターGR」も同じYKK APから出ていますが、通風・採光の面で我が家はエクスブラインドにしました。
我が家のブラインドシャッターのサイズ、価格
我が家の南向きの立面図がこちら。
一階部分の窓2か所ともにエクスブラインドを付けています。
左側(大きい窓)のサイズ、価格
この写真はシャッターを全開にしている状態です。
高さ:約2m20cm
幅:約2m60cm
価格:約60万円
右側(小さい窓)のサイズ、価格
こちらの写真はシャッターを下ろしてブラインドの羽を約90度に開いている状態です。
高さ:約2m
幅:約1m60cm
価格:約40万円
ブラインドシャッターの使用感(いい点)
実際に3年ほど使用していていいなと感じる点をまとめてみました。
ひとつずつ詳しくお話していきます。
部屋に入る日光を遮ることができる(遮熱効果)
夏場は特に、窓から入ってくる日差しのせいで部屋の中の温度が上がってしまいます。
特に窓からの日光・外気熱の侵入は激しく、夏季の場合、熱侵入のおよそ71%が窓からと言われています。
遮熱対策として遮熱効果のあるカーテンをつけるなどありますが、一番いいのは窓の外で日光を遮り、熱くなるそもそもの原因(日光)を部屋に入れないことではないでしょうか。
昔ながらのすだれを外壁に立てかけたり、ゴーヤなどでグリーンカーテンを作るのもとても理にかなっていますよね。
その点、ブラインドシャッターはいい仕事をしてくれています。
6月の晴れた日、シャッターを開けていると部屋の中に日光が入ってきています。
これでブラインドを閉めるとこうなります。
ブラインドの羽に日光が当たって、部屋の中に直射日光が入ってこなくなり、部屋の温度が上がるのを防いでくれています。
採光・通風ができる
ブラインドが一番大きく開くのは90度。水平に開くってことです。
ブラインドを90度開けて、部屋の中から外を見るとこんな感じです。
シャッターがない時と比べ、ブラインドの羽があるものの光も十分取り込みますし、窓を開ければ風も入ってきます。
開閉が簡単・静か
シャッターの開閉はリモコンのボタンひとつで電動で行えます。
一般的な手動のシャッターは窓を開けて「ガラガラガラッ!!」と盛大な音量で開閉しなければなりませんが、電動シャッターなので部屋の中からボタンひとつで行うことができ、早朝・深夜でも気兼ねなく開け閉めすることができます。
開けている実際の動画を載せましたので、動作音も含めてご覧ください。(カメラの動作音?らしい音も紛れていますので、ご了承ください。。。)
窓を開けたまま外出できる
防犯上の観点からあまり大声では言えないのですが、我が家はよくシャッターを下げてブラインドを水平方向にしたまま窓を開けた状態で外出しています。
日中部屋の中で犬が過ごしているため、外気の風を取り入れたいからです。
これなら窓を開けたままでもシャッターは閉じているので、人間は(犬も)出入りはできないです。
ブラインドシャッターの使用感(気を付ける点)
続いて、3年使用していて気を付けている点をまとめてみました。
曇天、雨天時は部屋の中が見えやすい
明るいところから暗いところは見えにくく、逆に暗いところから明るいところって見えやすいです。
なので夜間にブラインドを開けたままだと当然、外から家の中が丸見えになってしまうのですが、それと同じ現象が曇りの日や雨の日でも起こるということです。
この写真は曇りの日に外から家の中を撮ったものですが、ダイニングテーブル上の電気が見えますよね。
肉眼だともっとはっきりと壁なども見えてしまいます。もちろん人も見えます。
なので外が部屋の中と比べて暗いなという日・時間には、ブラインドの角度を調整して外部から見えづらくなるようにする必要があります。
オイル塗布を忘れがち
シャッターの両サイドにはレール式のチェーンがあり、それが回ることで開閉作業をしてくれています。
自転車のチェーンと同じで定期的にオイルを塗布してやる必要がありますが、これをよく忘れてしまいます・・
半年に1回程度、レール内部のチェーンにメンテナンス用のオイルスプレー(オプション)を塗布してください。
YKK AP X-BLIND 取扱説明書
忘れたからといってすぐに壊れるとかはないですが、もしシャッターが壊れたら大変なので予防として忘れずに塗布していきたいです。
ちなみに約3年使用していますが、今のところは故障などはありません。
ブラインドシャッター採用時の悩み
注文住宅を設計・施工する際、間取りや設備などいろいろと決めなくてはならず、楽しく充実はしていましたがとても大変だった記憶があります。
このブラインドシャッターを選ぶ際にもいくつか悩んだことがあるので、お役に立つかはわかりませんがまとめておきます。
値段が高い
採用のネックになったのは、何と言っても値段が高い!ということです。
我が家は結局2か所の窓にエクスブラインドを取り付けましたが、シャッターだけで約100万円!!
これが一般的な電動シャッターであれば、おそらく半額(以下)くらい?でできるでしょう。
値段が高くてもそれ以上に光と風を取り込めるという点がとても魅力的だったので、採用に至りました。
結果、大満足しています!!
動作が確認しづらい
我が家付近でブラインドシャッターをつけているお宅は1か所のみ。
犬の散歩で遠くまで歩いた時に見つけて大興奮したのを覚えています。
当時ブラインドシャッターにしようか迷っている時期で、実際につけるとどうなのかとか、動作とか気になる点がたくさんあるのに調べてもわからなくて困っていました。
思わずそのお宅のチャイムを押して口コミを聞こうかなとも思うくらい。。(実行には移しませんでしたが笑)
YKK APのショールームに一応展示してあって動かせましたが、ショールームで動かすのってリアルさがないというかわかりづらくて。。
なので今回、私のレビューが悩んでいる方の助けになればいいなと思って書いてみました。
カーテンいるのか
実際にエクスブラインドを取り付ける!と決めた後に悩んだことは、部屋の中にカーテンをつけるかどうか。
いくらブラインドで目隠しできるとはいえカーテンがないとさすがに丸見えではないかと思い、結局両方共の窓にカーテンをつけました。
大きい窓の方には薄手の白いレースカーテン。
小さい窓の方にはニトリのハニカムシェード(約1万円)をつけました。
結論、小さい窓はほとんどシャッターを下ろしてブラインドの角度調整をしているため、シェードがなくてもよかったです。
大きい窓は基本シャッターを上げていることが多いので、薄手のレースカーテンがあってよかったです。
まとめ
YKK APの「X-BLIND」(エクスブラインド)を新築で施工してから約3年使ってきた中で感じたいい点気を付ける点をまとめてみました。
結論、エクスブラインドをつけて本当に良かったです!!!
値段は確かにお高いですが、我が家の部屋に光と風をもたらしてくれる大切な設備です!
我が家のつけてよかった住宅設備ナンバーワンではないでしょうか。(ちなみに2位は食洗機)
今回の記事がエクスブラインド導入を迷われている方や、シャッターどうしようと考えている方の参考になればうれしいです!
注文住宅を建てる際には、設備や間取り等決めることはたっくさーんあります!!
でもすべて、お金があってのこと。
キャッシュ一括で買える方はご予算の範囲内で決めていただければいいですが、
我が家を含む庶民的な家庭は住宅ローンを組むのが一般的です。
自分がいくらくらいの住宅ローンを組めて、どこの銀行で借りたら月々の返済額がいくらなのか、
こちらのサイトで簡単にシミュレーションすることができるので、
気になる方は無料でお試しくださいね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
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